MINI-Z AWD



1    ファーストコンタクト
更新日時:
2006.03.06 Mon.
MINI-Zの歴史は結構古く,1999年に始まります。その後,2003年に新型シャーシMR-02が登場。このシャーシは,バッテリーを平置きとし運動性能を格段に向上させました。ボディーもマクラーレンF1 GTRなど魅力的なレーシングカーがラインアップされています。
 さて,コンパクトマシンと言えば,ABCホビーのDTMが昔は有名で,私がR/Cを始める以前から存在していました。1999年にはDTM-SPバージョンが発売されたり,2001年にDTM-X4で4WDマシンを出したりしていました。また,川田からもトリップメイトが発売されており,ほとんどのプラモデルボディーを搭載できるというディメンションの自由度の高さから人気を集めました。しかしこれら1/24クラスは,専用R/Cメカやバッテリーをそろえなければならず,必然的にコストもかさむため,一部のマニアのものとなっていました。そんなコンパクトカーの常識を覆したのがMINI-Zだったわけです。
 スケール感の高さ,ボディーのバリエーション,そして低コスト。1/24と比較すればMINI-Zが売れる理由がよく分かります。加えてRTRセットのクオリティーの高さ。パッと見,トイラジコンと思われてしまいそうな内容ですが,中身は本物。一度スロットルを握れば,それが紛れもないレーシングカーだと言うことが分かります。そんなこんなでMINI-Zは大ブレイクし,初心者からエキスパート,そして改造好きの奇人にまで広く親しまれるようになりました。
 そして2005年12月,MINI-Zの革命児誕生。
 
 とまあ,普通の話はこのぐらいにしておいて・・・
 
買ってきました。MINI-Z AWD
 
スカイラインR32GT-Rです。やっぱり人気があるらしく,秋葉原を回ってみたところチャンプにしか残ってませんでした。しかも,シルバーは最後の一台(ラッキー)。本当は,R34の方が欲しかったんですが,いずれボディーを買うかもしれません。ちなみに,販売価格は一般的な\14,700
 
 早速開封
内容的には今までのMINI-Zと同じだと思います(初めて買ったからよく知りませんが)。マシン,プロポ,ギヤ類,説明書。
 
説明書
 説明書自体は,前々からダウンロードして目を通していたんですが,RTRの説明書って慣れないですねぇ。分解して組み立てられるかどうか結構不安だったりします。
 
マシン
 マシン本体は,ディスプレイ出来るような形で入っています(ケースはPPのふにゃふにゃケースなので,このまま飾っても見た目は悪いですよ)。
 
プロポ
 プロポはKOのEX-11プレシオスの筐体を使っています。中身がなんなのかは詳しくは知りません。ステアリングホイールは,全部プラスチック。でも,握り心地は決して悪くありません。まぁ,全体的に見れば,かなり安っちい。普段ハイエンドプロポを使ってる人にとっては我慢できないかも。旧旧メガテックJr.を使ってる人にとっては,むしろこっちの方が良いので(笑)。ちなみに,アンテナもちゃんとあります。
 
小物
 小物の袋詰めです。ホイルナットレンチ,ピニオン・モーターツール,アンテナ,ピニオンギヤ,スパーギヤ,モーターホルダー,サススペーサーなど。
 ピニオンは,マシンに15Tが装備されていて,袋詰めの中に17,19,21Tが入っています。スパーは,31,29,27があり,それぞれシャーシ長MとL用があります。キット標準では,ピニオン15T,スパー31T,シャーシ長Lです(一番ローギヤードのセッティングですね)。モーターホルダーは,ギヤの組み合わせによって3種類あります。15:31&17:29&19:27で使う場合はホルダー1を,17:31&19:29&21:27で使う場合はホルダー2を,19:31で使う場合はホルダー3を使用します。21:29は説明書上では記載されていませんでした。
 
シャーシ
 
上から
 
横から
 
下から
 
よくこのスペースに収めたなぁ,っていう感じです。高さはありますが,この密度はすごいです。この中に,単四バッテリー4本とモーター2個,ギヤ類,4WD駆動系,サスペンション,R/Cメカが収まっているわけです。こんなマシン設計したくないですねぇ(笑)。やりがいはありそうですが。
 
 ちなみに重量は,バッテリーなしで138g。バッテリーあり(eneloop)で187gでした。R32ボディーは40gでした。
 
 
走行インプレッション
 何はともあれ,走らせてみました。バッテリーは,サンヨーのeneloop。
 
eneloopに関しては,いずれバッテリーのコーナーで取り上げるとして。本来ならIntellectをチョイスするべきだと思いますが,最初っからあれは恐かったので(笑)。
 
 で,走行。
 
フツーだ。めちゃくちゃ平和。
 
 マシンが暴れることもないし,どちらかというとパワー不足。カーペットで走らせているからかもしれませんが,動きはちょっと重い感じでした。
 ホントのドノーマルなので,これからいじっていくうちにどのように変わっていくか楽しみですが,初心者の方はノーマルで充分楽しめると思います。コーナリングもスムーズですし,かなり楽しめます。あと,リヤトーが0.5°なので,結構リヤが流れます。スロットル入れ具合によって流れる量が変化しますので,ある程度慣れる必要があるかもしれません。
 不満があるとすれば,パワー不足なのと,ステアリングレスポンスの悪さ。パワー不足はベアリング化やモーターのパワーアップでどんどん改善できますが,ステアリングレスポンスはどうすれば改善できるのか分かりませんね。キャンバー変えたりトーを変えたりすればいいのかもしれませんね。そこら辺は追々。
 
 取りあえず,オーバルと8の字走行を20分ぐらいやりました。そしたら・・・,モーター温度が60℃近い。
 
 
おまけ
 ボディーが傷つくのが嫌なので(最初だけ?),バンパーを装着しました。
 
オーバーハングに重量物が増えるので,かな〜り運動性能をスポイルしていることが想像されます(笑)。でも,思い切って走らせられるので,精神的には良いかも。ちなみに,ポリカ板をシャーシ底面に取り付け,そこにウレタンを貼り付けています。



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