脳這う



1    「舵角切りすぎ?」を克服
更新日時:
2006.05.21 Sun.
ステアリングの切りすぎは万病の元
 
 結構ありがちな,ステアリングの切りすぎ。コーナーで失速するなど,ラップタイムの伸び悩みに繋がりますし,燃費の悪化,タイヤの摩耗など,悪いことばかり。
 
 実際,よ〜く観察してみると,ある程度の角度まではステアリング角と回転半径がリニア(でもないが)な関係ですが,それ以上に切ると回転半径が小さくならないという現象が分かります。(皆さんも体感しているでしょう。)
 でも,頭では分かっていても,手はより曲げようと必要以上に操作してしまいがちです。
 それを矯正するのが今日の課題。
 
デュアルレートを下げろ!
 
ズバリこれです。
 
 理論は至って簡単。プロポの操作をいくらしても,マシンの方で必要以上に切れないようにすればいいのです。ならばデュアルレートをいじれ,と。
 そんなの当たり前の話じゃないか,と思われる方も多いでしょう。当たり前なのですが重要なのです。アンダーで曲がらないから舵角を増やそうとする人は多いではないでしょうか(今やって無くても,一度は試したことがあるはず)。それを矯正することは重要です。
 基本的には,そのコースの一番きついコーナー(半径とスピード域)に合わせて,必要以上に切れないように設定します。これで,必要以上に切れなくなります。
 
 これだけでは本当の意味で克服したことにはならないんじゃないか?と思いますよね?
 確かにそうです。これはあくまでも,操縦者の癖をプロポで補正しているだけ。操縦者自身は何も変わっていないのです。もっと根本的に解決しましょう。
 
デュアルレートをもっと下げてください!
 
最初は慣れるのが大変です。なんたって,必要量すら切れないんですから。
 要は,足りない量に慣れさせて,通常の動作が過剰に切っていると錯覚させる訓練です。それがいつの間にか普通になり,切り過ぎもせず,必要充分な舵角を制御できるようになるのです。(ホントか?)
 これをやるには,コーナリングスピードをかなり遅くしないといけません(曲がりきれないので)。やはり最初はもっと切りたくなってうずうずしますけどね。そこは我慢。あくまでもトレーニングですから(笑)。
 
 ちなみに,このトレーニングは,スピードが遅い状態でやった方が楽で,その分効果が得やすいと思います。540とかスポーツチューンレベルが良いと思います。
 何故かと言えば単純な話で,コーナリングスピードを遅くしなければならないからです(絶対的なスピードをね)。23Tとかを装着していたら,ストレートスピードからの減速率が高くなるわけです。人によるかもしれませんが,スロットル操作(特にブレーキング)はステアリング操作よりも難しいと思うんですよ。
 
 私自身,スポーツチューンを使っていた頃は,結構この練習をしていました。やっていた頃は,練習という感じではなく,切りすぎでの失速を防ぐために,プロポ側で補正してやろうという気持ちだったのですが,どんどん切れ角を少なくしていくうちに,練習の効果もあることに気が付きました。今でも,時たまこの練習に戻ることがあります。
 
 この練習が充分できたら,デュアルレートを最大にして,ちょい切りでコーナリング切りようにします。その後は,ステアリングの中間位置を充分に利用できるようになると思うので頑張って練習してください。
 
 
 あくまでも,「役に立たないノウハウ」なので,誰にでも効果があるとは限りませんし,逆効果になることも否定できません。騙されることを承知で,騙されたと思ってやってみるもの趣味ではありかな?お金かからないし。(これ重要!)



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