脳這う



2    「手放し運転」禁止
更新日時:
2006.08.19 Sat.
教習所で,ステアリングから手を離したら怒られます。
 なぜ? キックバックがあるから?(半分あってるかな?)
 
 車が真っ直ぐ進むと言うこと,これは単純なようで,結構難しいことでもあるのです。実際の道路はかなりうねっています。実車でさえ微調整が必要になります。1/10サイズなどのR/Cならなおさらです。
 自分の思ったラインを通すことと,真っ直ぐ走ることは基本的には同じです(真っ直ぐ=思ったライン,ということ)。自分の思ったラインを通す時も,微調整は欠かせません。
例えば,コーナーの出口。進入のラインも重要ですが,脱出のラインはその後の加速に直接関わってくるため重要になるんですよね。コーナーの入りでステアリングを切りますが,この時はステアリングを話しようがありません。が,出口のあとはストレート,なんて事になると,「手放し運転」可能です。でも,プロポのホイールなりスティックなりをスプリングに任せて戻すのはいかがなものでしょうか。思い通りのラインというのはスムーズなものを描いているはずです。スプリングの力では,カクカクな動きになってしまいます。手で微妙に調整しつつ,スムーズな操作でステアリングを戻す必要があるわけです。
 
 さて,能書きが長くなりましたが,私のトレーニングノウハウを紹介。
 要は,「スプリングの力に頼らない」ようにすれば,自然とステアリングを操作し続けるようになる,という原理です。
 やることは簡単。
 
スプリングを弱めてください。
 
 ホイールなりスティックのスプリングを,弱いものに交換します。おっと,言い忘れました。この改造は,プロポの裏蓋を開けての作業になります。この改造は各自の自己責任でお願いします。この改造によって起こったいかなるトラブルも私は責任取れません。ふぅ,これを書いておけば一安心(笑)。
 ちなみに,スプリング無しは,ニュートラル位置が判らなくなるので危険です。やめましょう。プロポの可変抵抗は,回転抵抗があるので,それほど激弱にできません。まぁ,個人的なお勧めは,ステアリングを全開にして手を離した時に,ステアリングホイール(スティック)が振動しない程度(強いスプリングだと,ビィ〜〜ンって感じで振動するでしょ?)。
 この状態で,普通に操作します。ニュートラルに戻される力が弱いので,最初は真っ直ぐ進むのもおぼつかないかもしれませんが,次第になれていきます。「ステアリングを握っていないと不安」という感覚を持ち始めたら,自然と「手放し運転」から卒業しているはず。
 興味がある人は試してみてね。
 
 
 ちなみに,スロットルの方でもスプリングを弱くすれば,より繊細に操作できるようになるかもしれません。まぁ,こちらの方は「特にこの症状に効く」というような効果が判っていませんが。微妙なブレーキ操作の練習とか?まぁ,こちらも興味があれば試してみてください。そして,何か効果を発見した方は教えてくださいね。
 
 
 ステアリング関連の話で,「持ち直し」の問題もあります。持ち直しすると,途中で一瞬「手放し運転」状態になるので,今回のノウハウの方法で矯正できるかもしれません。私も完全に直っているわけではないので,何か新たな方法を模索しようかと。



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