MINI-Z AWD



3    セッティング
更新日時:
2006.04.10 Mon.
より快適な走りを求めるため,セッティングを施すことにしました。
 
 ちなみに,マシンと同時に購入したセッティング用パーツは,・・・
 
タイヤ(ハイグリップMTラジアル#20,#30,#40)
 
 カーペット路面でのグリップがかなり良さそうだったので買ってみました。取りあえず3種類の硬度を買いました。
 ちなみに,ノーマルのタイヤは,ハイグリップタイヤ#30(スリックです)らしいです。
 
タイロッドセット
 
 フロントおよびリヤのトー角を変更するためのタイロッドセットです。フロント4種,リヤ2種のセットで,ノーマルのタイロッドを含めれば,フロントで5種類,リヤで3種類のトー角を選択できることになります。サードパーティーからは,純正オプション以外のトー角に設定できるタイロッドも販売されていますから,細かい調整したい場合も安心(?)。ちなみに,純正オプションで設定できる角度は,
  フロント:-0.6°,0°(ノーマル),0.8°,1.5°,2.3°
  リヤ:0°,0.5°(ノーマル),1.5°
です。
 アルミのタイロッドも出ていますが,コストパフォーマンスに優れる樹脂製をチョイス。
 
ナックル(1.5°,3.0°)
 
 キャンバー角を変更するためのナックルです。形状は前後共通で,4個(一台分)がセットになっています。
 ノーマルが0°,オプションで,1.5°,3.0°,4.5°があります。流石に初っ端から4.5°は抵抗があったので,取りあえず2種類買ってきました。
 こちらも,サードパーティーからいろんな角度のナックルがリリースされていますね。
 
 京商純正のセッティングパーツは,この他にスプリングがありますが,取りあえずはパス。次回にでも。
 あと,最近発売されたフロントワンウェイは欲しいですね。かなり値は張りますが・・・。
 
 
セッティングパーツの効果
 1/10,12ツーリングカーのセッティングしか知らないので,取りあえずその流れでセッティングしてみました。
 
 まずはリヤトーを増やします。0.5°から1.5°に変更。1.5°と言っても,ナックルとの摺動部には結構ガタがあるので,実質0.7,8°程度だと思います(0.5°リンケージでは0°程度か)。リヤトーを増やすと,やはりリヤグリップは増加したように感じられます。コーナリング中の巻き込みの強さも弱くなりました。取りあえずリヤトーは1.5°で固定していくことにします。
 
 次に変更したのがフロントトー。-0.6°〜2.3°まで,すべてのセッティングを試しました。が,それほどの変化はありません。路面の所為かタイヤの所為か分かりませんが,コーナリング特性への変化は少なかったです。元々絶対的なグリップが高く,コーナリング中はアウト側のタイヤで持っているようなモンなので,フロントトーはあまり関係無いのかもしれません。あえて言えば,コーナーの出口,立ち上がりの時に一番違いが分かると思います。取りあえず,ちょっとトーアウトが好みなので-0.6°にしておくことにします。
 
 ここでタイヤをMTラジアルにしてみることにしました。
 MTラジアルに換えて,まず感じるのが,加速の良さ。コーナリング時はスリックでもエッジが引っかかってグリップはするのですが,縦方向のグリップはMTラジアルの方が格段に良さそうです。スロットルに対して忠実,悪く言えばシビアになりました。
 最初は,キットと同じ#30を装着しました。が,やはりハイサイドが急増。フロントのみスリック#30にすると逆に扱いにくくなり,ハイサイドもそれほど減らなかったのでやめました。リヤを#20にしてもやっぱりダメ。興味深かいことに,フロント#40にしたら,さらにハイサイドしやすくなりました。固い方がグリップするって?路面に噛みやすくなるんでしょうかね。
 取りあえずハイサイドへの対策はないんですが,グリップ高い方が面白いので,ドラテクでハイサイドさせないように頑張ることにしました。
 
 お次はキャンバー。MINI-Zの場合,ツーリングのダブルウィッシュボーンのようにストローク時のキャンバー変化がないので,ロール時には対地キャンバーがポジキャンになります。そのため,標準状態で大きめのキャンバーを付けます。
 リヤのキャンバーは3.0°にしました(取りあえず固定)。ノーマルに比べて,リヤの滑り出しがなマイルドになった印象です。
 フロントは1.5°を付けてみました。正直のところ,0°のままでも良いとは思ったんですが(フィーリング的に大きな違いは無し),ベアリングの挿入がスムーズだったので,駆動効率の点から交換することにしました。
 
 最後に,サススペーサを下に入れて,ローダウンさせてみました(ノーマルだと車高高いんだもん・・・)。ナックルの下にスペーサを入れて組みますが,こうするとスプリングにプリロードがつきます。そのため,マシンがかなり跳ねてる様子。やはりオプションのソフトスプリングを入れないとダメなようです。まだ購入してないので,取りあえずノーマルに戻しておきました。見た目はかっこいいんですけどね。
 
 
 各パーツのセッティングの効果としては,効果の大きい小さいはあるにしても,だいたい予想通り(理論通り)の結果になりました。でも,MINI-Zは,ツーリングよりもセッティング箇所が少ない分,タイヤのセッティングが重要になってくると感じました。タイヤですべてが決まってくると言っても過言ではないかも。
 ボディーを変えると,ホイールベースやトレッドが変わったり,ワイドタイヤを装着するようになって,走りががらっと変わったりもするようですが,そこら辺も今後チャレンジしたいですね。
 
 当分は走り込んで,AWDのドラテクを磨きたいと思います。
 
 
 ちなみに,前回公開したバンパー,外しました。
 オーバーハングに重量物というのは,マシンのバランスを著しく崩していたらしく,外したら走りががらっと変わったので,以後付ける気にはなりませんでした(笑)。
 その後も,ばしばしぶつけていますが,案外傷が付きません。流石グロスコート。だてにお金かけてませんね。



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