Sheltie



2    パーツ集め
更新日時:
2005.03.06 Sun.
私の自作のやり方は,まず基本的なレイアウトを決定します。モーターやバッテリーの配置を決めたら,主要部品(バルクヘッドやモーターマウント)について,何を流用するかを考えます。実はこの作業が一番大変で,だいたいのサイズを見当たてて何を流用するかだの,このパーツは値段が高いから他のメーカーの似たようなパーツを探すだとか,かなり骨の折れる作業です。このパーツ選びで,マシンの最終的なスタイルが決まるので妥協を残さないようにやる必要があります(結局妥協せざるを得ないんですが)。とはいうものの,完成したマシンをいろいろ想像しながらやっているので,案外楽しい作業なんですが。パーツ選びが終わったら,実際にパーツを集め,実測値から自作部品(シャーシやダンパーステーなど)の設計をし,製作,完成となります。
 現時点でパーツの選定が終了しております。細かいパーツの説明については,製作の説明と合わせて紹介することにしましょう。
 
 
今回は,大まかなパーツを紹介します。
 
 まず,バルクヘッドです。バルクヘッドは,MY-02用のフロントバルクヘッドを前後に使用します。このバルクヘッドは,ベアリングホルダーの位置をずらすことによってベルトのテンションを調整できるので便利です。また,非常にコンパクトで,サスアームの設置に自由度が広がると言うのも,自作ではかなりのアドバンテージになりますね。材質はよくわかりませんがプラスチックで,オプションでカーボン混入の軽量・高剛性のバルクヘッドも売っています。ノーマルが2個で400円に対し,ハード仕様は2個で980円です。まずは,失敗も考え(お金もなかったので)ノーマルの材質の物でいくことにしました。
 ちなみに,TRF415のバルクヘッドも同じようにベアリングホルダーでテンション調整ができます(TECHとの共同開発だからね)。こちらはベアリングホルダーの向きが上下逆につきます。材質はジュラルミンなので質感が良いのですが,値が張るのでキャンセル…。

 
 次にモーターマウント&センターバルクです。モーターマウントはMR-4 TC SD用を使用。ベルト車なのにどうしてシャフト車のモーターマウントを使うかというと,理由はありません(笑)。何となく使えそうだったからです。kingfisherで使おうか検討していたからかな?Hien(Team HIGHSIDE)の影響か? SDは他のシャフト車に比べシャフトの高さが高い(デフの位置も高い)ことが知られていますが,その位置に小径スパーギヤを持ってくればシャーシにスパー逃げの穴を開けなくても済む,という理由が一番だと思います。性能(低重心)を取るより作りやすさを選択するのは自作ならでは(笑)。
 SD用のモーターマウントでスパーも保持するため,センターバルクはSDのモーターマウントをちょん切って使います(モーターマウント部をきれいに切り取ると,モーターマウント単体で使用できそうなので,kingfisherで使いましょう)。SDのモーターマウントは,上下のねじの取付け穴の幅が同じです。EVOWやPro4は末広がりになっていますが,上下同じ幅の方が今回は使い勝手が良いです。

 
 
次回は駆動系の説明をしたいと思います。



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