Sheltie



3    ドライブトレイン
更新日時:
2005.03.09 Wed.
駆動系のテーマは高効率です(いつもと同じだ)。
 
 自作マシンの設計に置いて重要なのは,性能よりも実現することです。当然ながら,駆動系がしっかりしていなければ走りませんし,壊れた場合に直しにくいと困ります(ある程度は仕方ないですが)。というわけで,駆動系は極力,市販品の流用を心がけました。市販品を無加工で使用できるのがベストですが,基本的には難しいですね。
 
ベルト
 まず,ベルトの選択です。マシンはミニのサイズですので,それに合わせた短いベルトを探しました。それで選んだのがMR-4 TCのフロントベルト。179T(537mm)で,フロント・リヤデフを直接つなぐのにぴったりです。ちなみに私の作るミニはHB=205mmで設計しています(TGminiは210mmに妥協しました)。ショートベルトは何でも良かったのですが,マスの集中化のため長めの物を使用しモーターを前方に寄せられるようにしました。長めと言っても,最新マシン(YM-34やTC BDなど)のベルトは調べてませんが,取り敢えずTRF415用にしました。歯数59Tで,当然ながらMY-02も同じですし,TRF414Mも同じらしいです。Pro3やCE4のショートベルトがあれば良かったのですが,入手しやすさから415用にしました。まぁ,ミニはスペースがないので,あまり長過ぎるのも問題で,415用は丁度良かったかも知れません。オプションでローフリクションタイプがあるので是非購入したいですね(初めノーマルなのは,お金がないのと失敗したときのため)。

 
プーリー
 プーリーは,最初に書いたように(ここを参照),大径プーリーを使用し効率アップを図ります。大径プーリーと言えばKAWADAのSV-10Σです。42Tの大径プーリーは最大級でしょう。このプーリーの使用を前提に,デフやワンウェイ,バルクヘッドを選んだといっても過言ではありません。と言っても,どんなパーツでも無理矢理付けられると思います。小径プーリーの方は,何かのデフ用プーリーを使って32T大径,とかやっても良かったのですが,Sheltieの配置だとモーターと干渉するのでやめました。小径プーリーは普通にTA-03用の16T(アルミ)を流用します。ちなみに,16TはもともとTA-03F,15TはTA-03R系に使用する物です(ベルトテンショナーの関係で)。TRF415のセンタープーリーは15Tですから,多少は大径です。

 
デフ
 フロンとワンウェイは,Pro4用を流用しました。フロンとワンウェイはどんな物でも流用できそうだったのですが,Pro4はオプションでソリッドアクスルが発売されているので,それに交換できるようにPro4にしました。ワンウェイの外径はプーリーの内径より大きいので,プーリーの内径の方をリーマーなどで広げておきます。取付けねじはM2のビスです。ビスを取付けるとセンタリングされるので,プーリーの内径の拡大は適当でも大丈夫そうです。
 ボールデフのハウジングはTA-04用を流用します。TRF414系はバルクヘッドの間隔が最近の物より狭いためSheltieに丁度良いと思いました(もっと狭いのが欲しかったのですが)。MR-4 TC用のデフもいけそうでしたが,デフリングの直径が小さそうだったのでやめました。TA-04用でもΣのプーリーには小さかったようです。Σのデフリングを無理矢理移植する必要があるかも知れません。




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