Sheltie



7    組み立て〜足回り編〜
更新日時:
2005.03.29 Tue.
 
今回はサスアームの組み立てです。
 
ロアアームの加工
 ロアアームは,Barracudaのサスアームを使用します。ノーマルの取付け穴ではトレッドが広がりすぎるので,ミニのトレッドに適合させるため,ハブの取付け穴を内側に開け直します。フロントは4.5mm内側に,リヤは6mm内側に穴を開けます。ハブはTB EVOW用を使用し,サスシャフトもEVOW用なので,ロアアームの方の取付け穴はφ2.6mmとします。まず,φ2.5の穴を前後から開け,最後にφ2.6ドリルで貫通させると真っ直ぐな穴を開けることができます。穴を開けたら,余分な部分をカットします。元々の穴を切り取るぐらいが丁度良いです。

 左がのノーマル,右がショート化した状態です。フロントロアアームの先端がブリッジになっていないのが違和感ありますが,これはこれで様になりますね。ダンパー取付け位置はノーマルのままでハブの取付け位置を変更したので,レバー比が変わります。まぁ,あまり気にする部分ではありませんが。

 ハブの位置を内側にしたにもかかわらず,ハブと干渉することはありませんでした。やはり,EVOW用のハブは小型なんですね。
 さすがにホイールと干渉する部分があるので,ホイールとの間隔を見ながら削ります。
 ハードサスアームなので,各ねじ穴には2mmぐらいねじを切っておきましょう。
 
ハブの取付け
 ハブはEVOW用を使用します。上記のようにロアアームを加工したら,ハブの方の加工は必要ありません。敢えて加工と言えば,Cハブとリヤハブに,サスシャフトのがた取り用のイモねじを追加しておきます。ハブの,しかるべき位置を2.6mmドリルで貫通させ,イモねじを仕込むだけです。追加工云々…と言うまでもなく,ここのがた取りをしないと大変です。
 フロント側は,ロアアームとハブの間にシムは必要ありません(がた取り程度)。リヤは1mm程シムを入れますが,ハブの前後に入れる量を変えることのよってホイールベースを若干買えることができます。今回は前に0.3mm,後ろに0.7mm入れました。
 

アッパーアーム
 アッパーアームはランスフォード製20mmチタンターンバックルを使用。アジャスターはタミヤのローフリクションボールジョイントを使用します。ステアリングリンケージには定評のあるカワダのモリブデン入りアジャスターを使用し,タミヤのフッ素樹脂アジャスターと比較するのがねらいです。カワダの方はステアリングなどの重要な部分に使用してみます。ただ,タミヤの方が若干軽量に仕上がりそうなので,大きな問題がない限りタミヤ主体で組みそうです。

 シャーシ側のアッパーアームは専用マウントからつり下げ式です。ここにスペーサーを入れることでキャンバー変化を変えることができます。最初は取りあえずフロント3mm,リヤ2mmスペーサーを入れます。前後ともあと1mm高くするとロアアームと平行になります。
 ハブ側の取り付けはEVOW系のノーマルの取付け方法です。フロントはキングピンアッパーアーム,リヤはスペーサーなしで真ん中に取付けます。リヤの取付け位置は3箇所から選べ,スペーサーも追加できるのでここでもセッティングできますが,基本的にフロントとリヤの状態が近くなるようなセッティングで固定にします(問題がない限りノーマル状態)。セッティング箇所が多すぎるのも困りますからね。

 組み立て後です。実は,ドッグボーンが長いため,-1°よりネガティブキャンバーにできなかったりしますが,大きな問題はないと思います。




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