Sheltie



12    TA-02Sとの比較走行
更新日時:
2005.05.28 Sat.
シェイクダウンの後,数回走行させて,ある程度走るようになったので,TA-02Sと走行比較してみることにしました。
ボロボロのMR-SとMCF1
 
 その前に,シェイクダウン後の改良点を説明します。
 まず,キャンバー角を変化させて変化を見ました。しかし,大きく変えすぎるとバランスが崩れてしまい,ほんの微調整程度では変化を実感することができませんでした。
 次に,ロールセンターを上げてみました。ついでにフロントにはスキッド角を付けます。サスボール下のスペーサーはフロント前から順に,2.5mm,1.5mm,2.0mm,2.0mmです。フロントキャスター角は,ハブとサスマウントで5.3°程度になりました。グリップの悪い路面では,ある程度キャスター角が付いていた方が走りやすいと思います。ロールセンターを上げたことによる大きな変化はありませんでしたが,若干ロールが減ったかも知れません。
 走行通算5パック目でセンターシャフトのトラブルが出てしまったので(壊れるの早!),ついでに全部ばらしてメンテナンスをすることにしました。センターシャフトもスペアを含め3個新しく作りました。メンテのついでにフロントベルトのテンションを一コマ緩めてみました。また,フロントのサスボール下のスペーサーを0.5mm減らしロールセンターをリヤに対して下げてみました。さらに,スプリングをヨコモステンレスから,タミヤのTRFショート(フロントEXハード,リヤハード)に変更しました。これらの改良により,ロールも遅くなり,ある程度扱いやすいマシンになってきました。
 ベルトのテンションに関しては,若干弱すぎるようで,加速時にフロントベルトが飛んで駆動が掛からなくなったりすることがありました。ベルトのテンションは,最初の状態で良かったようです。
 
 さて,TA-02Sとの比較です。と言っても,まずTA-02Sを走らせて,次にSheltieを走らせて,と言うように,感覚が抜けないうちに比べるだけですが。
 まずTA-02Sを走らせます。あれれ?遅いなぁ・・・。カスタムパックだからかな?それにしても遅い。最高速が遅いのを除けば,前と同じです。コーナリングは,相変わらず扱いづらい。曲げようとすると,オーバーステア。でも,普段はドアンダー。23Tになってから余計ひどくなったんですけどね。
 遅いのはバッテリーの所為かと思って,YOKOMOのRC1500HVに変更。このバッテリーは,同じクラス(値段)のバッテリーの中でもかなりパワーがあると自負してるバッテリーです。でも,遅い。走行の様子をよく見てみると,スロットルOFF時に,モーター付近から強烈な火花が飛んでいます。???。モーターはメンテしたばっかりで,何も問題ないはずなので,アンプか?いや,一番考えられるのは,コンデンサです。一回逆接してショートさせちゃったことがあるので,そのときに壊れたのかも・・・。本来ならパワーアップするはずなのに,壊れてしまい,順電流も流してしまう(アンプにとっては半ショート状態)状態だったのかも知れません。うん,そうだろう。
 
 ここでTA-02SをやめてSheltieを走らせます。んん!?カスタムパックなのに速い。RC1500HVだともっと速い。やっぱり,絶好調の時のTA-02Sより速そうです(もちろん,モーターやギヤ比の違いがあるので,単純な性能の違いとは言い切れませんが)。コーナリングも,TA-02Sより曲がります。明らかにアベレージスピードは高そうです。まさに狙ったような特性になっているのを再確認でき,思わずニンマリ(笑)。
 少なくとも,TA-02Sよりもポテンシャルは高そうです。一番体感できるのが重量の差かも知れません。だいたい100g程の差がありますが,明らかにスロットルレスポンスが違います。ぐいぐい前に出る感じで,コーナリングスピードを落とすヘアピンコーナーの立ち上がりでもストレスを感じません。低重心(TA-02Sと比較)と相まって,ナロートレッドにもかかわらずコーナリングも安定しています。
 最新のHIGHENDのシャフト車と比較すれば,ダイレクト感がないと思いますが,TA-02Sと比較した限りでは,スロットルレスポンスも良く,最高速の伸びも良いので,駆動系の完成度としては90点ぐらいあげられるかも知れません。ただ,スピードに足回りが付いて行ってない気がします。路面のグリップが低いのも原因ですが,もの凄いじゃじゃ馬ですよ。大クラッシュの能力を秘めています(爆)。
 
 
 さて,TA-02Sとの比較はこれくらいにして,バッテリーの違いを試すべく,Intellect3600に交換して再度コースイン。
 やっぱりニッケル水素は速いです。でも,容量が大きいことを除けば,ただ速いだけなような・・・。重量が重い分,加速もコーナリング性能も悪くなってしまう気がします。まぁ,この速さに慣れてしまえば問題ないでしょうが,今の段階では,アベレージスピードはRC1500HVの方が速そうです。軽快に動いてくれますし。
 ニッケル水素とニッカドの間には,1パックあたり100g程の差があります。100gの差と言えばTA-02SとSheltieの差ぐらいですから,同一マシンでこれだけの重量差があれば,余計に気になります。当然,ベストセッティングも全く違った物になるはずです。サスは固め,ギヤ比は高めに,など。と言っても,ニッケル水素はまだ1本しか持ってないので,当分はニッカドに合わせたセッティングのなると思います。本数が増えてきたらニッケル水素重視のセッティングにした方が良さそうに感じました。
 
 タイヤはシェイクダウン時からCS-27を使用してきましたが,ブリスターが発生して来てしまい,案外速く寿命が来そうです。グリップが低い路面では,厚めのインナーを使用しタイヤとインナーの隙間を作らないようにした方が良さそうです。現にHPIのプロモールドインナーとベルテッドスリックタイヤの組合せでは,走行回数が50パックを越えているにもかかわらずブリスターはいっさい発生していません。
 タイヤとインナーに関してはもっと研究する必要がありそうです。



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