Sheltie



19    奥の手
更新日時:
2006.04.30 Sun.
味付けとして,スタビライザーを投入することにしました。
side
 
 Sheltieはトレッドが狭く,相対的に重心が高くなるのでロールが大きくなります。
 ロールを減らすために,スプリングを硬くします。
 スプリングが硬いと,前後の撥ねが気になります。
 撥ねないように,リバウンドストロークを増やします。
 リバウンドストロークを増やすとロールが大きくなります。
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 このスパイラルを打開するために,スタビライザーが登場します。
 まぁ,ダンパー関係のセッティングを煮詰めれば,スタビなしでもいけると思うんですが,安易な方向で(笑)。いずれは,スタビの勉強もしなければなりませんし。
 
 
スタビの取り付け
 基本的に,ボルトオンで付くものはないので,工夫して取り付けます。
 
用意する物
[1]MY-05バルクヘッド(2セット)
カーボンコンポジット
 基本的にはMY-02フロントバルクと同じ形状ですが,スタビが取り付けられる部分が一体成形になっています。
 でも,Sheltieは42Tプーリーを使用している関係で,そのまま直にスタビバーを取り付けると干渉します。プレートを供締めしてから,スタビバーを取り付けるようにします。
 
[2]TB EVO4スタビライザーバー
バー
 基本的に何のバーでも手間は同じです。
 TA-04デフを使用している関係で,取り付ける部分の幅が広めの物の方が良いのですが,最近の物でこの幅(24+7+7=38mm)があるバーは見たことがありません・・・。なので,取り付け部を加工して,無理矢理取り付けるようにします。
 
[3]スタビホルダー
スタビホルダー
 これも何でも良いんですが,TRF414Mのバンパーに付属していた物を使用。イモネジ用の穴を追加しています。
 ちなみに,バルクヘッドに2mm程度のスペーサーを噛ませて,スタビを取り付けます。プレート側にV溝加工するのは面倒くさいので,イモネジ用の穴を下斜め45°から開けています。
 
[4]スタビボール,アジャスター類
その他
 タミヤのフッ素コートスタビボールを使用。アジャスターは,スタビボール側がタミヤ純正,サスアーム側がアレックス純正を使用。
 
 
装着手順
[1]各パーツの準備
 
角度調整
 スタビバーの角度を調整します。そのままだと(黄),幅が広すぎるので,角度を小さくします(赤)。
 
テンプレート
 テンプレートを作って,その角度に合わせます。
 
 バルクヘッドは特にバリが多いのでカッターで丁寧に取り除きます。
 
 
spacer
 スペーサーは2mm厚のABS樹脂から切り出します。φ3の穴を開け,サイドの部分は,スタビの逃げのために斜めに削ります(写真は削る前)。
 
 
cut
 アジャスターの袋部分(?)は,反対側をカットして,調整範囲を広げます(基本的な加工ですね)。
 
[2]バルクヘッドの取り付け
 バルクヘッドは,今まで通りに取り付けます。
 特に工夫するところはありません。
 
[3]スタビリンクの組み立て
links
 適当な長さのホーロービス(今回は10mm)にアジャスターを取り付けます。曲がらないように,かつ,長さがそろうように,丁寧に組み立てます。
 
[4]スタビバーの取り付け
 バルクヘッドに,スペーサーを介して,スタビバーを取り付けます。
 
 スタビホルダーにイモネジをねじ込み,ガタが出ない程度に締め込みます。(写真が無くてすいません)
 
[5]アジャスターの固定
 スタビボールは,ボールが先端側に来るように取り付けます。先端の飛び出る長さで,効きを調整したりします。取りあえず,飛び出し量は,フロント3mm,リヤ5mmにしました。
 
 アジャスターを固定して終了です。
 
rear
front
 案外スッキリ取り付けられました。違和感はあまりないです。走るのが楽しみ。
 
 
おまけ
 ダンパーステーを取り付けてたら・・・
 
ねた
ネジが剪断しました。かなり綺麗に。
 取り外すのに苦労しましたが,取れました。せっかくなので,4本とも新品のビスに交換しました。
 まぁ,タップを立てたのは半分ぐらいの長さだったので。とはいえ,以前のバルクヘッドはタップ立てていませんでしたけどね。カーボンコンポジット侮り難し。
 
 
 ちなみに,以前Blogで宣言してたとおり,スタビ付けてSheltieは終わりにする予定だったんですが,駆動系(センター部分)が不完全なので,そこを完治させて終わりにすることにしました。



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