TA-02S



3    駆動系
更新日時:
2004.08.09 Mon.
まずは駆動系からチューニング。今のTB-02などは,ギヤの接点が3箇所しかありませんが,TA-02では6箇所もあります。いかにノーマルから,フリクションを減らしていくかが課題になります。
 まずやることは,デフギヤのナロー化。ボールデフのギヤは,ノーマル12.5mmから8mmにナロー化。ギヤデフのギヤはナロー化しにくいですが,上と同様接触幅12.5mmから,7.5mm程度までナロー化。相当耐久性を犠牲にしている感もありますが,背に腹は代えられません。私の友人はTB-02を購入してしまったので…。でも,もう一人の友人は,いまだにTA-03を駆っているので,せめてTA-03には追いすがりたいな(えっ?ムリ?)
 次は,ブレークインに入ります。とりあえず540モーターと,使い古したボールベアリングを使って,軽くならしをします。特に,加工したデフギヤは,バリが少なからず残ってしまっているので,それが取れるぐらいまでやります。次に,同じセットのまま,コンパウンドブレークインをやります。粗めのコンパウンドをギヤに付けて,ギヤ同士で表面を削り合います。無負荷で低回転キープが原則。もちろんメリットデメリットありますから,まねする場合は自己責任で。ギヤが削れすぎて異音を発するようになったり(目に見えるくらい削れることなんてあり得ないけど),コンパウンドに侵されて溶けてしまったりしても責任は取れません。でも,コンパウンドでのブレークインはRC WORLDの「タミヤRCカーチューニングマニュアル」の中で見たやつなので,やっている人も多いと思いますよ。
 一段階目のブレークインが終わったら,駆動系を本組しましょう。ボールデフは,スラストベアリングを1150ボールベアリングに交換,デフリングもきちんと磨きます。デフボールはもちろんタングステンデフボール。耐久性があるのはうれしい限り。フロントはワンウェイを説明書通りに組みます(あっ,TA-02の説明は,とっくのとうになくなってる…。しかも,TA-03と同じように組むと逆回転しようになっちゃった)。そのほかは,異常に組む部分はありません。
 そして最後にもう一度ブレークイン。今度は,実際に使うベアリングで,しっかりブレークインをします。といっても,走りながらのならしも必要なので,どのくらいやるかはフィーリングで。ギヤにはグリスではなく,オイルスプレーを吹き付けておきます(ギヤはホントに溶けないのか疑問だが)。
 これで,TA-03並に(?)軽い駆動系の完成です。
 
 ちなみに,使用パーツは,トビークラフトの25Tピニオンギヤ,スピードチューンギヤ,カーボンギヤシャフト,アルミデフプレート,タングステンデフボール,4WDフロントワンウェイ,ハードプロペラシャフト,スクワットのバイブレーションコントロール。フルオプションになっちゃいました。ドライブシャフトは,サスアームの関係で45mmが必要で,購入することに。TB-EVOWのユニバーサルのスイングシャフト+アクスル+クロススパイダーのセットで行けそうですが,高すぎるので,TA-03軽量ドライブシャフトにします(ノーマルは売っていませんでした)。
 
 さて,どんな走りを見せてくれるでしょうか。
 
 ところで、4WDフロントワンウェイとデフケースのクリアランスがありすぎるように感じました。そのせいか、フロントデフの真心が出ず、カウンターギヤとの噛み合わせが何となくしっくり来ません。大きな問題はないと思いますが、こんなにがたがあるもんでしょうか?マシンが設計されてから十何年もたっているはずですから、金型の異常か何かも関係するかもしれません(素人判断)。


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