11    いける
更新日時:
2004.10.02 Sat.
今日(10/2),学校まで行ってRCをやってきました。友人二人もRCを持ってきたので,3台でレースです。もう一人の友人も見に来て,今度RCを買うとのことです(よし,これで二人この世界に連れ込んだぞ)。シャーシはまだ未定とのことですが。
 
 ちなみに,前回の更新後,フロントトーアウトは固定で,初期キャンバー角を変更することによってセッティングを進めました。モーターはアクトパワーのままで,比較的ハイスピード&低ミュー路面に対応できるセッティングを模索します。
 今まで弱アンダーを目指していましたが,TA-04のCハブを逆付けで取り付けているために蛇角がとれないのです。そのため,タイトなコーナーではどうしてもリヤを滑らせなければなりません。というわけで,弱オーバーステアにすることにしました。フロント,リヤともにキャンバー角を減らしてみました。フロントは,コーナリング中はキャスター角によりキャンバーが付くので,若干フロントのグリップが優位になるようです。実際の走行は,ステアリングを切ると,まずノーズがスッと入り,ついでリヤが滑り始め,四輪ドリフト状態になります。クリッピングポイントを過ぎたあたりでスロットルを入れると,上手い具合にドリフトしながらコーナーを抜けることができるようになりました。
 目標としていた弱オーバーという感じではないかもしれませんが,以前に比べればかなり扱いやすいマシンに仕上がったと思います。
 ただ,常にタイヤを滑らせているので,タイヤの減りは激しいようです。φ64mmだったスポンジタイヤも,リヤタイヤはφ58mmまで削れています(Mシャーシに付くぞ)。フロントはまだφ60mmなので,リヤの方が滑るようです。タイヤの減り具合も確認できたので,前後を取り替えてさらに小径化(なんちゃって)。
 
 
 
 さて,友人のマシンの紹介です。1台目はTA-03RSでボディーはもちろんポルシェ911GT1。彼は中学生の頃にRCを始めて,3年のブランクの後,今回再開したとのこと。チューニング部分は,主に駆動系で,リヤボールデフ,フロントワンウェイだそうです。フロントギヤケースはナロー加工済み。ボールデフはTA-03用ではなく,マンタレイボールデフを使っているようで,ギヤの幅が広く,デフプレートも重いため,若干レスポンスをスポイルしているかもしれません。ドライブベルトはノーマル,センターワンウェイも使用していません。ドックボーンもノーマル。サスアーム,アップライト等もノーマル。サスは,フロント:CVAスーパーミニ(ノーマル)にレッドスプリング(ソフト)ショートを装着。スタビもレッド(ソフト)を使用。リヤはCVAミニに,ノーマルスプリングを使用(ノーマルスプリングは,オンチューンスプリングのミディアムと同径・同ピッチで,塗装が無い分柔らかい)。スタビはイエロー(ミディアム)。タイヤは,タミヤのミディアムナローディッシュホイールに,ファイバーモールドB2,インナーはソフトを装着。モーターはスポーツチューンで,ギヤ比は私のTA-02Sに合わせ6.5:1。プロポは今回新調したFUTABAの2PL,230CRのセット。
 私自身,TA-03を見るのが初めてで,操縦ももちろん初めてでした。やはり,TA-02と比べれば駆動系は軽いようで,特に加速が良いように感じます。また,RS+ポルシェは特にコーナリング性能がよく,とてもよく曲がります。スピードを維持したままスッと曲がってくれるので,かなりのハイスピードマシンに仕上げられそうですが,テクニックもそれなりに要求されそうで,万人向けのマシンとはほど遠い感じ。ただ,このフィーリングを一度味わうとやめられないかも。もっと扱いやすくするためにも,ターンバックルアッパーアームは必須かもね。
 
 続いてもう一台。こちらは最新のTB-02。ボディーはメルセデス。最近買った割にはチューニングが施されています。シャーシ底にはSSG カーボンセンタープレート,アルミモーターマウントなど。駆動系は,前後ともにボールデフ(ノーマル)ですが,プロペラシャフトはTECHのライトウエイトアルミセンターシャフトセットを装備。三分割タイプで,シャーシのねじれに対しても柔軟に対応することができます。サス関係は,ダンパーはCVAスーパーミニ,スプリングはフロントハード,リヤミディアムスプリングです。スタビは前後ともミディアムを装備。サスブロックはアルミ製に交換されていて,リヤはEVO3用,フロントはEVO4用を使用(といっても色の違いだけですが)。アップライトはカーボン混入のハードタイプ,フロントCハブはキングピンアッパーアームマウントタイプのレーシングCハブを使用。タイヤは最新のファイバーモールドB3に,ミディアムのインナー。モーターはお約束のスポーツチューン,ギヤ比は6.5:1です。プロポはFUTABAの2PL,330CRのセット(なんだ,みんなFUTABAじゃん)。
 フロントベベルギヤにトラブルを抱えているようですが,かまわず走行。走らせて感じたことは,めちゃくちゃ素直。操作したとおりに忠実に動いてくれます。低重心なためか,コーナリング性能も抜群。基本的にノーマルのアライメントでここまでやられちゃうとTA-02Sでさえ居場所がないかも…。ロアアームとアッパーアームは平行に近く,ロールセンターはかなり低め。でも,限界がそこそこ高く,多少ラフな操縦でもスピンすることはありません。そのレスポンスと安定感の両立にびっくり。やっぱり新しいものは良いものだと実感しました。
 
 TB-02,TA-03RS,そしてTA-02Sの三台を比較してみましょう。まず見た目で大きく違うのがホイールベース。それぞれ259mm,237mm,247mmです。バッテリー搭載方法は,TB-02のみ縦置きで,その分シャーシもナローになっています。駆動系は,抵抗になり得る箇所(ギヤ,ベルト)がそれぞれ3,6(?),6箇所で,TB-02がダントツで効率がいいはずです。ベアリングの数も,15,18,22個と,年代が進むにつれて少なくなってきています。お金の掛け具合は,TA-03RS≪TB-02<TA-02Sでしょう…。
 実際の走行での比較です。約十メートルの加速勝負では,ほぼ互角の戦いでした。最高速は,TB-02>TA-02S>TA-03RSでした(ほぼ同じでしたが)。TA-02Sは,走行時間も割と長く,走り自体も,最新のTB-02に引けを取りません。コーナリング特性が三者三様だったので,コースでの周回レースでは一概に比較できませんが,クリッピングポイントを奥にして,スロットルを早めに開けられるような(教科書通りの)走行を心がければ,コーナー出口で置いて行かれることもありませんし,むしろ,ストレート終端のスピードでぶち抜くことも可能。コーナリングスピード自体は,三台とも同じくらいでしたが,扱いやすさはTA-02Sが一番に思いました。(いつも私がやっているコースレイアウトでの勝負って反則か…)
 
 今回の走行で,TA-02Sはかなりいける,という自信がつきました。とりあえずスポーツチューンレベルでは,最新マシンとも互角に戦えることが証明されました。次はモデファイトモーターになったときに勝負できるかです。(23Tモーターでは,ギヤ比が合わないので無理です)
 
P.S.今一番気を付けなければならないのが,シャーシの破損です。スペアパーツはもう売っていないので…。数台でやると,必ずと言っていいほどクラッシュがあります。もう少し持ちそうですが,いつ壊れてもおかしくない状況になっているので,対策を…。
 もしくはニューマシン(?)。



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