TA-02S



13    修理も必要
更新日時:
2004.12.16 Thu.
前回の走行会で,壊滅的なダメージを受けたメインシャーシをはじめ,ドライブシャフト,ダンパーの組み直しをしました。
 
まずはメインシャーシ
 
 TA-02のパーツの中では一番壊れやすい物の一つでしょう。特にフロントギヤケースを取付ける穴が一番逝きやすく(フロントからクラッシュするから当たり前だけど),リヤもたまに逝きます。しかし今回はステアリングポストの部分がパックリ!前代未聞!?まぁ,サーボセイバーを取っちゃってるし,デジタルサーボで以前よりトルクが大きくなってるから,よけいにストレスがかかちゃったんでしょうね。というわけで,交換したわけですが,タミヤのアフターサービスにはいくつ残っているんでしょうか?ま,次壊れる前に,TA-02Sを卒業してそうですけど…。
 
ちなみに。
 FRPコンバージョンセットです。何となくで購入。勿体ないので(笑)今のところ使う予定はありません。でも,一TA-02使いとして所持しておくべきかな,と。
 
 
ドライブシャフト
 
 フロントドライブシャフトにもジュラルミン製の軽量タイプを使用しているので,度重なるクラッシュでねじれ&曲がってしまいました。
 今回はついでにフロントCハブの追加工をしました。これはいままでよりステアリングの蛇角を増やすためです。具体的には,『4.サスペンション』のページをご覧ください。そこで,Cハブの加工について説明してありますが,そこの加工量を増やしただけです。その結果,蛇角量が数%増加しました。しかし,蛇角量が増えると,ドライブシャフトをかじってしまうようになったので,ドライブシャフトを短くして,かつスペーサー(Oリング)を追加することにしました。ドライブシャフト自体はTB-02用の42mmを使用。スチール製で重いですが,耐久性も良いのでガマン。
 ついでのついでに,フロントハブを左右入れ替えました。通常TRF414M,TB-EVOVなどはRにC1,LにC2のハブを付けます。セッティングシートにはどちらを選択するかの欄が用意されているので,「セッティングしてください」と言っているのでしょう。それで今回はノーマルセッティングから左右を入れ替えてみました。こうすると,フロントのロールセンターが下がります。ただし,ダンパー長を短くしないと車高が上がってしまうので注意。
 
 
ダンパー
 
 ダンパーもスカスカになっているので組み直しました。今回はちょっとこだわって,KOSEのダイヤフラム&Oリングを使用。この製品はオイルMIXタイプで,長期にわたって膨張が少なく,メンテナンスの回数を減らすことが出来ます。他のメーカーからも似たような商品がでているので,いろいろ試すとおもしろそうですね。特にダイヤフラムは,硬度が違う物が何種類かラインナップされているので,反発力の調整が出来ます。
 
 実際の組み立てですが,今回はダンパー長を伸ばしてリバウンドストロークの余裕を作ります(今まで無かったのって…)。以前の仕様はインナースペーサー5mmでしたが,今回はOリング+紙ワッシャー(?)で3.5mm程度のインナースペーサーを入れました。オイルは#900で,4本とも同条件で組んで,最後にマッチングします(4本でマッチングって3通りしかないじゃん)。今回のポイントは,ダンパーキャップ取付けねじに“シールテープ”を巻くことです。これによって上からのオイル漏れは皆無に。ただし,キャップをねじ込むときに空気が抜ける「みぞ」があるのですが,そこも塞がれてしますので,キャップの中の空気はすべてダイヤフラム上部に溜まり,何もしないのに『超ぱっつんダンパー』になります。スポンジのせない方がよかったかもね。
 スプリングは,フロント-EXハード,リヤ-スーパーハードで,ダンパーステーへの取付けは,前後とも外側の穴を使用。ダンパーを積極的に使ってあげて,グリップを上げる作戦です。まぁ,他の調整箇所との兼ね合いもありますが。ついでにダンパー取り付けボールナットの高さを調整して終了。
 
 
タイヤ
 
 タイヤもすり減っているので交換です。また,HPIのPROFOAMSですが,前回より一つ硬度が低い32°をチョイス。冬場だから。でも,スポンジタイヤって,削れることによってグリップしているんでしょうか?と思いたくなるほどよく削れるわ(上の写真)。実際には,ドライビングスタイルの問題ですが。
 
 
ボディー
 
ついでのついでにボディーも完成させました。
なんかいまいち…。速そうじゃない…。
MR-Sは良いボディーだと思いますが,個人的には,NSXの方が断然速そうに見えるのですが(好みの問題かな?)。まぁ,巷の噂では,モデナより速いらしいので,期待しましょう。
 
 
走行インプレッション(12/16)
 
 さっそく走らせてきました。夕方からだったのですぐ暗くなってしまい,3パックほどしか走行していませんが。ボディーはNSXのままです。
 一番の違いは,ステアリングの変化です。蛇角量の増加は,タイトなコーナーではかなり有効です。ただ,調子に乗ってD/Rを大きくしすぎるとスムーズな走行がしにくくなります(腕の問題)。ダンパーやスプリング,キャンバーのセッティングなど,適当にセットした割にはよく走ります。前回より,フロントがグイッと曲がるようになったかな。リヤも踏ん張るようになりました(スプリング固め&リバウンドストローク5mmのおかげ?)。路面状況がいまいちだったので,高速走行が厳しい状況でしたが,グリップが良ければまあまあ走るのでは!?



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